紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク | 紀伊・環境保全&持続性研究所 連絡先:kiikankyo@zc.ztv.ne.jp |
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三重県では、梅雨が早めに明けた後、雨天の日が少なく、連日酷暑が続いておりますが、会員の皆様には水分補給を十分に行い、熱中症などに気をつけてお過ごし下さい。
さて、前号(7月9日号)から今日までに新たに掲載した記事は次の通りです。
1) 「紀伊半島の巨木を訪ねる」に「鈴鹿市庄野町 川俣神社の大スダジイ」を掲載しました。鈴鹿市の庄野は東海道53次の45番目の宿場町で、江戸時代の著名な浮世絵版画家安藤広重によって、竹林を背景にしてにわか雨の中を旅人や駕籠(かご)かきがあわてて走りだしている光景が描かれていますが、その作品を思い起こされる方もおられるかと思います。旧庄野宿近くにある川俣神社の大スダジイは、狭く感じる境内に横広に枝を伸ばし、その主幹の太さに驚かされました。スダジイの巨木については、以前に大台町大淵寺の大スダジイをご紹介しましたが、それに続いて2本目となります。
鈴鹿市庄野町 川俣神社の大スダジイ
大台町久豆 大淵寺の大スダジイ
2) 「ため池データベース」として、三重県松阪市の2ha以上のため池17カ所を掲載しましたが、このうち、4カ所の写真と説明を掲載しました。これで写真と説明を掲載した松阪市のため池は合計14箇所となりました。
3) 津市の大沢池と一身田新池の水質(透視度)(7月分)の調査結果を図示しました。大沢池、一身田新池とも透視度は1mを超えていました。調査時に、大沢池の水面はヒシで覆われていました。今後、透視度の他に、パックテストなど簡易な水質検査も必要なのでしょう。
4) ハーブの種類は非常に多く、寄生する害虫の種類も多岐にわたります。レモンミントを1株植えておいたところ、1枚の葉も残さずにオンブバッタの幼虫に食べられてしまいました。
5)「論文の紹介」に野池達也(2008)「バイオマス利活用による地球温暖化防止」を掲載しました。生物体やその廃棄物、排泄物など、膨大な量のバイオマスが日本や地域に存在します。それらを単に燃やしたり埋め立ててしまうのではなく、エネルギーを回収して、石油・石炭などの化石燃料の使用を減らすことが、地球温暖化防止の上から必要となっています。この論文では、メタン発酵とそのエネルギー利用、エタノール発酵、木質ペレットなどバイオマスのエネルギー利用について分かりやすくまとめられています。
野池達也(2008)「バイオマス利活用による地球温暖化防止」
(2008年8月5日 主宰者より)